Google Cloud Interconnect

目次

Google Cloud Interconnectとは?

Google Cloud InterconnectはGoogle Cloudへネットワーク接続するためのサービスであり、お客さまのオンプレミスネットワークとGoogle CloudのGoogle Cloud Virtual Private Cloud(VPC)ネットワーク間をプライベート接続し、低レイテンシーで高可用性の接続を実現できます。

Google Cloud Interconnectには、オンプレミスネットワークを拡張するための2つのオプションがあります。
オンプレミスネットワークとGoogleのネットワークを物理的に直接接続するDedicated Interconnect。サポート対象のサービスプロバイダーを介して、オンプレミスネットワークとVPCネットワークを接続するPartner Interconnect。このどちらかを活用することで、Google Cloud Interconnectを利用できます。

Google Cloud Interconnectを選択するメリット

  • セキュリティ
    オンプレミスネットワークとVPCネットワークの間のトラフィックは、公共のインターネットを経由しません。
  • プライベート接続
    VPCネットワークの内部IPアドレスには、オンプレミスネットワークから直接アクセスできます。内部IPアドレスに到達するためにNATデバイスやVPN トンネルを使用する必要はありません。
  • ハイパフォーマンス
    通信速度は、お客さまの要件に応じて最低50Mbps、最大100Gbpsまで拡張できます。Dedicated Interconnectの場合、接続容量は1つまたは複数の、10 Gbpsまたは100 Gbpsイーサネット接続を介して提供されます。Partner Interconnectの場合、50 Mbps~10 GbpsのVLANアタッチメントがサポートされています。

Google Cloud Interconnectへの接続サービス

アット東京の中央第2センター(CC2)は、Dedicated Interconnectの低レイテンシー(5ミリ秒未満)のコロケーション施設のため、データセンター構内でDedicated Interconnect接続口へ、光ファイバーケーブルで直接接続できます。また、アット東京はGoogle Cloud Interconnectの接続パートナーとして、ATBeXのネットワークサービスを介して、利便性、柔軟性に優れた高品質な接続サービスを提供しています。

アット東京は、東京、大阪で以下のGoogle Cloud Interconnectロケーションへの接続サービスを提供しています。

  • 東京
    アット東京中央第2センター(CC2) (zone1 / zone2)
  • 大阪
    NTTテレパーク堂島ビル2 (zone1 / zone2)

アット東京のGoogle Cloud Interconnectへの接続サービスとして、「プレミアムコネクト for Google Cloud Interconnect」と「ATBeX ServiceLink for Google Cloud Interconnect」の2つのラインナップを提供しています。それぞれ「Dedicated Interconnect」と「Partner Interconnect」のメニューに対応しており、お客さまの利用方法、必要となる帯域に合わせてサービスをご選択いただけます。

アット東京中央第2センター(CC2)内での直接接続のイメージ

Google Cloud Interconnectとアット東京サービスの対応表

クラウド接続サービス名称 アット東京対応サービス名称 接続帯域
Dedicated Interconnect プレミアムコネクト for Google Cloud Interconnect 10Gbps、100Gbps
Partner Interconnect ATBeX ServiceLink for Google Cloud Interconnect 50Mbps、100Mbps、200Mbps、
300Mbps、400Mbps、500Mbps、
1Gbps、2Gbps、5Gbps、10Gbps

プレミアムコネクト for Google Cloud Interconnect

本サービスでは、アット東京データセンター内のDedicated Interconnect接続口へ直接接続する光ファイバー配線を提供します。本サービスは「Dedicated Interconnect」のメニューに対応しており、10Gbps以上の広帯域でのネットワークリンクが利用可能です。接続はシングル構成でも可能ですが、冗長構成を推奨しています。Dedicated Interconnect接続口と1:1での接続となるので、冗長構成をご希望の場合は2回線の申込が必要です。冗長構成の場合は、zone1、zone2に分けて接続可能です。


プレミアムコネクトで提供する光ファイバー配線の接続仕様はシングルモード光ファイバー2芯です。お客さまラック側のケーブルのコネクター形状はSCコネクター、LCコネクターから選択できます。

Google Cloud Interconnectに接続するためには、プレミアムコネクト for Google Cloud Interconnectの他に、Google Cloud Interconnect接続するためのBGP対応ルータの準備が必要です。ルータはお客さまでご準備いただき、お客さまラック内に設置いただくか、別途契約でアット東京の「仮想マネージドルータサービス」をご利用いただくことも可能です。
なお、本サービスにはGoolge Cloud側の「Google Cloud Interconnect ポート料金、データ転送料」は含まれておりません。こちらはお客さまに直接GCP管理コンソールでご契約いただき、Google Cloud側のアカウントへ請求されることになります。

ATBeX ServiceLink for Google Cloud Interconnect

本サービスでは、アット東京の相互接続プラットフォームATBeXを介して、Google Cloud Interconnectへ接続するための論理回線(L2のネットワークリンク)を提供します。本サービスは「Partner Interconnect」のメニューに対応しており、50Mbpsの低帯域から10Gbpsの広帯域までのネットワークリンクが利用可能です。


ATBeXをご利用いただくためには、お客さまラックまでATBeX接続回線(物理的なケーブル)を敷設する必要があります。ATBeX接続回線の帯域は1Gまたは10Gから選択でき、配線の接続仕様はシングルモード光ファイバー2芯です。お客さまラック側のケーブルのコネクター形状はSCコネクター、LCコネクターから選択できます。Google Cloud Interconnectへ接続するには、ATBeX接続回線上で論理回線(ATBeX ServiceLink for Google Cloud Interconnect)を申し込むことにより、利用可能です。帯域は50Mbps~10Gbpsまでのメニューに対応しており、お客さまの必要な帯域でのご契約が可能です。

ご利用にあたっては、Google Cloud Interconnectに接続するためのBGP対応ルータの準備が必要です。ルータはお客さまでご準備いただき、お客さまラック内に設置いただくか、別途契約で弊社の「仮想マネージドルータサービス」の用意もございます。なお、本サービスにはGoogle Cloud側の「Google Cloud Interconnectポート料金、データ転送料」は含まれておりません。こちらはお客さまに直接GCP管理コンソールでご契約いただき、Google Cloud側のアカウントに請求されることとなります。

ATBeXの接続サービスについての詳細は [ATBeXとは] をご覧ください。


また、下記のボタンから設問に答えるだけで、クラウド接続の推奨構成をご提案します。ご希望の方はそのまま見積依頼をすることも可能です。

Google Cloud Interconnectをご検討中の方はぜひご利用ください。

参考資料

Google Cloud Interconnectに関するブログ一覧

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