ATBeX Meeting3開催レポート

はじめに

ATBeX Meeting事務局の加藤です。
三度目の開催となるATBeX Meeting3を、2025年9月12日(金)に東京會舘で開催いたしました。

私はATBeX Meeting事務局としてATBeX Meeting3開催の準備と、AWS協賛でAWS Direct Connectアクセス体験ハンズオントレーニングを開催しました。
技術屋ではないですが、普段はATBeXに関連したサービス企画やパートナー企業窓口として協賛イベント開催等を担当しており、たまにペンネーム“IG-9999”でATBeXブログ記事も投稿しています。

今回はATBeX Meeting3の振り返りのため、開催レポートをブログ記事として皆さまに共有いたします。

ATBeX Meetingとは?

ATBeX Meetingを聞いたことがない方向けに簡単にイベントの趣旨を説明すると、ATBeX MeetingはATBeXパートナーの皆さまにATBeXの最新情報をお届けしたり、セミナーで各社の取り組みを共有したりするだけでなく、パートナー企業同士の交流を促す場でもあります。

ATBeXはさまざまなサービス・企業間の接続を可能にするネットワークプラットフォームサービスですが、あくまでもプラットフォームのため、その成長にはATBeXを利用するお客さまのビジネス発展が必要です。

その発展を支えるのが、ATBeXによりサービス・インフラを提供するクラウドパートナーや相互接続パートナー、そのインフラやサービスの設計・構築をサポートする構築パートナーの皆さまです。
そんなパートナーの皆さまに感謝の気持ちを伝えるために開催しているので、ATBeXの全ユーザーをご招待する、いわゆるユーザー会としては開催しておりません。


ATBeX Meeting3セミナー会場の様子

ATBeX Meeting3 開催概要

■開催日時■
2025年9月12日(金)
セミナー 15:00~17:30(開場14:30)
懇親会  18:00~19:30

■開催会場■
東京會舘 丸の内本舘(東京都千代⽥区丸の内3-2-1)

■開催内容■
【本イベント】
  セミナー:4セッション+パネルディスカッションのプログラムで開催
  懇親会:セミナーと同じ東京會舘内で開催

【オプションイベント】
  センター見学会:前日と当日にCC1とCC3の両方のセンターで開催
  AWS協賛ハンズオントレーニング:前日に目黒セントラルスクエアでオンサイト開催

セミナー内容の振り返り

今年のセミナーは4つのセッション+パネルディスカッションという内容での構成でした。進行は分単位で組むほど、かなり充実した内容でのスケジューリングでした。

最初のセッションでは弊社からのアップデート情報を企画部門の高木より共有させていただきました。
ATBeX発展の将来像として、従来のメガクラウドへの専用線接続手段としてのATBeXだけでなく、全国のサービスプロバイダーさまへの接続や拠点間接続手段としてもATBeXの裾野を広げていく、そんな将来像を共有させていただきました。


アット東京 高木真一

続くセッションでは株式会社STNetの柏原 丈二さま「Connection, Co-Creation and Continuity」と題してご登壇いただきました。
四国にデータセンターを開設された立ち上げのメンバーとしてのお話からコロナ禍中の営業活動の工夫まで、面白いエピソードを交えながらお話しいただき、会場に笑いが起こる場面もありました。


株式会社STNet 柏原丈二さま

次に、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の関本 信太郎さま「Google Cloud の様々な専用線接続サービスのご紹介 - オンプレミス接続だけではない Cloud Interconnect」と題してご登壇いただきました。
通常イメージするCloud Interconnectの専用線接続だけでなく、Google Cloudから他のクラウドへの接続や、オンプレミスとオンプレミスをGoogle Cloud経由で接続する形態も含めてご紹介いただき、「そんな使い方もあるのか!」と驚きを感じた方も多かったのではないでしょうか?


グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 関本信太郎さま

パネルディスカッションでは、弊社の水戸 和がモデレーターとなり、株式会社ハイレゾの小堀 敦史さま株式会社STNetの柏原 丈二さまアルテリア・ネットワークス株式会社の大久保 竜也さまに四国にまつわる各社の取り組みを「つながる、こねる、ひとつになる~さぬきうどん風、協創のレシピ~」と題してお話しいただきました。
具体的には廃校を活用したGPUデータセンターの構築、四国への光ファイバーケーブル網延伸の話から始まり、デジタル田園都市国家構想の視点からデジタルインフラの各社将来像を語っていただきましたが、さまざまなプレイヤー同士の“練り合わせ”(懇親会での交流等)だけでなく、“寝かし”(長い視点)により実現するという、美味しいうどんの作り方になぞらえた将来像の実現を提言させていただきました。
スライドに美味しそうな冷やしレモンうどんの写真もあり、聞いていて思わずお腹が空く(?)時間だったかもしれません。

左より:アット東京 水戸和、アルテリア・ネットワークス株式会社 大久保竜也さま、株式会社ハイレゾ 小堀敦史さま、株式会社STNet 柏原丈二さま

最後のセッションでは、自然科学研究機構 国立天文台 兼 デジタル庁の大江 将史さま「組織を進める力となるものとは何か?」と題してご登壇いただきました。
あるべき組織と個人の姿を定年後の再雇用面接の事例などから話していただきましたが、大江さまにはかなり多忙ながらも登壇いただき、自分事として捉えられる内容で、じっと聞き入った方も多かったのではないかと思います。


自然科学研究機構 国立天文台 兼 デジタル庁 大江将史さま

セミナー後には場所を東京會舘の3Fに移して懇親会を開催しました!うどんではないですが、さすが東京會舘の料理だけあって美味しいですね。
会話も食事も存分に楽しめる、充実した懇親会でした。

懇親会の様子
 

  

オプションイベントも盛況でした!

センター見学会とAWS協賛のハンズオントレーニングにも、合計で91名という多くの方々にご参加いただきました。

 
CC3見学会とハンズオントレーニングの様子

ハンズオントレーニングに参加いただいた方々からは、自身ではなかなか経験の難しいDirect Connectを経験することができた、という声を複数いただいただけでなく、開催後のアンケートでは「再度参加したい」「より上級者向けのイベントがあれば参加したい」という回答をたくさんいただきました。

最後に

ATBeX Meeting3は、ご登壇いただいた方々はもちろんのこと、登壇された方の関係者さまやサポートいただいた方、参加し会を盛り上げていただいた皆さまのお陰で素晴らしい会として開催できました。

特に、ご登壇いただいた方々にはお忙しいスケジュールの中、ご登壇のために資料やご講演内容を準備いただきました。
また、パートナー企業の中にはATBeX Meeting3開催日に合わせてイベントの開催、プロジェクト進捗やプレスリリースのスケジュールを調整いただきました。
当日はあいにくの天候ではありましたが、都内だけでなく遠方からも多くの方にご参加いただきました。

月並みな言葉にはなってしまいますが、ATBeX Meeting3は弊社だけでなく、ご参加いただいた皆さまのお陰で実現したものだと考えております。
改めまして、ATBeX Meeting3を実現いただいた皆さまに、心からお礼申し上げます。

懇親会やアンケートでは次回開催に向けての温かいお声を多くいただきました。
皆さまの想いを受け止め、次のATBeX Meetingを開催できるよう、ATBeXというコミュニティをうどんの生地を鍛え上げるように皆さまと一緒に力強く成長させていきたいと思います。

この記事を読まれて「ATBeXのコミュニティに参加したい!」と少しでも思われた方は、是非末尾のリンクよりお問い合わせください!

今後ともアット東京ならびにATBeXをよろしくお願いいたします!



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この記事を書いた人 ATBeX Meeting事務局:加藤

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