2022.09.08
【自己紹介】
ATBeXブログをご覧の皆様、はじめまして。
株式会社IDCフロンティアの清澤(きよさわ)と申します。
この度アット東京さまとの連携の一環で、アット東京さまのATBeXサービスを経由してIDCフロンティアのサービスと相互接続できるサービスを提供いたします。
この場をお借りして、ATBeXサービスを活用したユースケースなどを発信していきたいと思います。
目次
IDCフロンティアについて
IDCフロンティアはソフトバンクの子会社で、法人向けデジタルインフラ事業会社として「クラウド事業」と「データセンター事業」を展開しています。
中小規模からエンタープライズ企業まで、幅広いお客さまに高品質・高信頼のサービスを提供しております。
インターコネクト:ATBeXについて
この度、アット東京さまとIDCフロンティアは、両社の閉域接続サービス同士を相互接続し、アット東京さまが提供する「ATBeX」の接続先事業者にIDCフロンティアが追加されました。
これにより、アット東京さまのデータセンターから「ATBeX ServiceLink for IDCF」を通じてIDCフロンティアの「インターコネクト:ATBeX」を利用することで、両社データセンター間の接続だけではなく、アット東京さまのデータセンターと、「IDCFクラウド」や「ベアメタルサーバー」、「IDCFプライベートクラウド」などのIDCフロンティアのサービスを閉域ネットワークで接続することができます。
※IDCFクラウドの接続対象は東日本リージョン2、東日本リージョン3になります。(東日本リージョン1は対象外)
※本サービス利用には、IDCフロンティアのバーチャルブリッジのご利用が必須となります。
※アット東京さまの「ATBeX ServiceLink For IDCF」、IDCフロンティアの「バーチャルブリッジ(インターコネクト:ATBeX」を、それぞれお申込みいただく必要があります。
サービスポイント
データセンターを跨いだ事業者間DCI
アット東京さまとIDCフロンティアのデータセンターを接続し、相互利用できるようになります。
安心安全の閉域網接続
相互接続することにより、事業者を跨いだ環境でもセキュアなネットワーク環境を実現することができます。
様々なサービスの相互利用が可能
DCIだけではなく、「IDCFクラウド」や「IDCFプライベートクラウド」など、様々なサービスとデータセンターを組み合わせたマルチインフラ環境が実現可能です。
ユースケース
今回、「インターコネクト:ATBeX」を利用した想定ユースケースを2パターンご紹介させていただきます。
①IDCフロンティアの国産クラウドを組み合せたマルチクラウドの実現
ATBeXでは既にAWSやAzureなど、多数のクラウドサービスへの接続サービスが提供されていますが、「ATBeX PartnerLink」にIDCフロンティアが追加されたことで、IDCフロンティアのクラウドサービスへの接続が可能となりました。
IDCフロンティアでは、国産パブリッククラウド(IDCFクラウド)や、クラウドライクに利用できるベアメタルサーバー、VMware社の仮想化技術を採用した専用型(占有型)のプライベートクラウドなど、豊富なクラウドサービスを提供しており、アット東京さまのデータセンターサービスとIDCフロンティアのクラウドサービスを組み合わせることで、更に柔軟なマルチインフラ環境を実現できるようになります。
こんなとき
- オンプレミスにおける仮想環境のオフバランス化
- ピーク需要時の柔軟なリソース増設
- メガクラウドのネットワーク転送量の高騰を解決*1
*1 IDCFクラウドはOUT転送量が3240GB/月まで無料
IDCFクラウドとは?
IDCFクラウドは、ユーザーの使いやすさにこだわったシンプルなUIと、高速なオールフラッシュディスクや標準HA構成を採用し、国内データセンターで運営する自社開発の国産パブリッククラウドです。
アット東京さまのデータセンターをご利用中で、リソースの増設や一部クラウド化を検討する際に、機密性のある情報やデータを海外クラウドサービスの基盤に置くことにリスクを感じているお客さまもいらっしゃるのではないかと思います。
そのような場合に、ATBeXを経由してセキュアな環境下でIDCFクラウドの利用が出来ますし急なリソース増にフレキシブルに対処ができるようになります。
またプライベートクラウドを利用することで、オンプレミスのように活用することも可能です。
「海外メガクラウドサービス」が市場を席巻しメジャーとなっておりますが、お客さまの事業成長による外資系クラウドのインフラ利用料金やネットワーク転送料金の高騰、昨今の円安による「海外メガクラウドサービス」の利用料金高騰などが課題にもなっています。
IDCフロンティアの国産クラウドでは、このような課題を解決し、安心・安全にご利用いただけるサービスをご用意しておりますので、是非お気軽にご相談ください!
②データセンターを跨いだ柔軟なネットワーク接続の実現
アット東京さまのデータセンターを利用しているお客さまとIDCフロンティアのデータセンターを利用しているお客さま同士、または両社のデータセンターを利用しているお客さま間で「ATBeX ServiceLink for IDCF」および「インターコネクト:ATBeX」を利用することで、閉域ネットワークの接続が短納期かつ低コストで実現可能になります。
こんなとき
- 異なるデータセンター間を接続し、ラック拡張がしたい
- データセンター拠点・事業者冗長による耐障害性の向上を図りたい
こちらはDCI接続として両社データセンターの活用が実現可能となります。
さいごに
簡単なご紹介ではございましたが、ご覧いただきありがとうございました!
各種サービスの導入に関するお問い合わせやご相談については、下記リンクよりお問い合わせください。
サービスリンク
この記事を書いた人 清澤
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