Console ConnectとATBeXで国内・国外をエコ接続するには!

みなさま、お疲れ様でございます。

秋から冬が見えてきまして、美味しいものがたくさんいただける季節になり

毎日、どんな旬の食べ物を食べようかルンルンしている、ATBeXのパートナーリード担当のMeat YUです。

(ATBeXのパートナーリードって何よ?何しているの?って思いますよね(笑))


ATBeXは、あくまでも接続だけを提供するサービスです。ATBeXを介してパートナーさまのサービスを組み合わせることで、お客さまの目的が達成され、ご要望に応えることができます。

なので私は、パートナーさまあってこそ、ATBeXの価値が生まれる!と勝手に思っております。

今日は、2021年5月にATBeXの相互接続パートナーになっていただいたPCCW Global(以下PCCW)さまが提供するConsole ConnectとATBeXを組み合わせることで、どんなサービスが利用できるようになるのか、PCCW グローバルジャパン株式会社ビジネスデベロップメントマネージャー 本(もと)さんと一緒に、ユースケースも含めて簡単にお伝えしたいと思います!

PCCWは、アジアを中心として全世界に専用線やインターネットなどのネットワークサービスを提供している通信事業者です。その中で、これからの新しい時代のネットワークサービスとして、世界中のデータセンターのユーザー間でより柔軟なコネクションを提供するために作られたサービスが「Console Connect」です。「Console Connect」を利用することで、全世界のデータセンターの利用者ラック間の接続、海外クラウド、海外IX、さまざまな海外のXaaS事業者との接続が簡単に実現できる、すごいサービスです。

PCCW ホームページ

目次

Console Connectとは

PCCWは、世界最高水準のネットワークを基盤としたサービスを日本と全世界に提供しています。Console Connectは、そのグローバルネットワークバックボーンを利用したネットワークコネクションを、Webコンソールからの申込だけで即座に提供可能な仕組みを備えています。リアルタイムの管理と監視を行い、データセンター、ビジネスクリティカルなアプリケーション、パートナー間の高速接続を即時に実現してくれます。

Console Connectの特長

ワンクリックで接続

安全で自動化された専用接続でクラウドまたはSaaSプロバイダーから最高のサービスに安全にアクセスできます。

セットアップが完了したら、クリックするだけでビジネスクリティカルなパートナーやアプリケーションに接続できます。

オンデマンドの柔軟な接続

個々の接続をオンデマンドでスケールアップおよびスケールダウンできます。

柔軟なPAYG価格設定により、ネットワークの使用がクラウドの経済性に適合することを保証します。

完全な制御と可視性

ポータルを使用して、どこからでもどこへでも接続をセットアップ、終了、変更、またはアップグレードできます。

リアルタイムのネットワーク使用率を確認し、使用状況アラートと監視ツールを管理します。



実際のConsole Connectログイン画面がこちらです。どなたでもすぐにアカウントを発行することができ、簡単操作で接続できてしまいます。


引用元:Console Connectログイン画面

海外接続拠点について

簡単に接続できるConsole Connectですが、やはりなんといっても接続拠点数の多さにはびっくりします。

現在は世界50か国以上、500カ所以上のデータセンターとつながっており、世界中に拠点をお持ちです!

(Console Connectは常に拡大しており、その数は増加し続けています。)


提供元:PCCW提供資料

★最新のConsole Connect接続拠点一覧★

Console Connectは、世界中の多くの市場へのダイレクトなルートでTier1グローバルネットワークに支えられ、日本をアジア太平洋地域の主要市場に接続しています。

アジア太平洋地域で最大級のNaasプラットフォームといわれるのも納得です。

国内接続拠点について

日本国内では、東京と大阪に拠点をお持ちです。

もちろん、アット東京のデータセンターにも拠点があります。


引用元:Console Connectホームページ



↓↓↓ここからConsole ConnectについてPCCW グローバルジャパン株式会社の本さんに少し説明していただきます。↓↓↓



皆さま、大変お世話になっております。

PCCW グローバルジャパン株式会社 アット東京さまの営業担当をさせていただいております。

本(もと)と申します。

私共、PCCWは、世界でも最も多様なグローバルファイバ―ネットワークを所有するTier1 キャリアの一つでございます。

これにより、アジア、オーストラレーシア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカの都市を接続する、主要なグローバルIPおよびMPLSネットワークを運用し、世界中のお客さんへサービスを提供しております。

このネットワークを背景に、Console Connectプラットフォームは、高いサービス品質とオンデマンドで高速、柔軟な接続を皆さまへ簡単に提供することを可能と致しました。

Console Connectのポータルサイトは、だれでも簡単に登録でき、無料で利用することが可能です。

無料のポータルサイトでは簡単に利用コストが算出できる機能も有しており、Console Connectで利用可能な

サービス内容、価格等を簡単に確認することができます。

まずは、ポータルサイトの登録をしていただき、ポータルサイトをお試しいただければと思っております。


Console ConnectとATBeXの接続について

最初にも少し触れましたが、Console ConnectとATBeXは2021年5月に相互接続をしまして、ATBeXからConsole Connectの接続拠点にも接続できるようになりました!

【 プレスリリース 】アット東京、PCCW Globalとサービス連携開始「ATBeX ServiceLink for Console Connect」により日本と国外とのオンデマンドネットワーク接続が容易に


【    ATBeXブログ  】NaaS初!!PCCW GlobalがATBeXとサービス連携開始


Console Connectでは海外クラウド、海外IX、海外DCとの閉域接続を提供可能です。ATBeXでは直接接続できない海外拠点や国内拠点、さまざまなサービスにも、Console Connectと組み合わせることで簡単に接続することできるようになったのは、これまで痒くても手が届かなかったところに手が届きすっきり嬉しくなる気持ちと同じです!(伝わりにくいでしょうか・・・(笑))






実は、Console Connectは社内でも活躍しております。

先日、当社社員が「ヨーロッパの事業者のサービスを簡単にすぐに利用したい・・・」と悩んでいました。

その社員はConsole Connectの存在を知っていたので、すぐにアカウントを発行して検索したところ、Console Connectで接続可能な事業者リストにそのサービス事業者があり、ATBeXと相互接続したことで簡単に繋げるじゃん!と大喜びで接続しました。

ユースケースの紹介

ここからは、Console ConnectとATBeXを組み合わせることでどんな効率の良い接続を実現できるかを、3つ紹介していきたいと思います。

ユースケース1:クラウド接続 <複数クラウド接続>

ATBeXでは直接接続できない海外クラウドでも、Console Connect経由で接続可能

ATBeXで直接接続できるクラウドはお客さまからのご要望に基づき、順次拡張しております。

が、まだまだ海外系のクラウド事業者への接続など、お客さまからのご要件をATBeX単独で全て実現できる状態にはなっておりません。

そんな中で、Console ConnectではAlibaba Cloud、Tencent Cloudといった海外クラウドにも接続が可能であり、

ATBeX+Console Connectを用いることで、お客さまのさまざまな要件を実現可能です。




ユースケース2:マルチPOPでのクラウド接続

ATBeX+Console Connectを使ったマルチPOP接続

最近、クラウド接続をマルチPOPで接続したいというお客さまニーズが増えていると思います。

マルチPOP接続とは、オンプレミス環境からクラウドへ接続する際に、複数の接続ロケーションへ接続を行い、可用性を高める方法です。

AWSでもマルチPOP接続での利用を推奨しています。

AWS Direct Connectで、アット東京中央センター(CC1) POPとエクイニクスTY2POPの両方にデュアルロケーション接続したいという要件にもATBeX+Console Connectで対応可能です。

当社データセンターCC1はAWS Direct Connectロケーションになっており、AWSへの直接接続口があるので、ATBeXで直接、アット東京CC1 POPへ接続いただき、マルチPOPとして、Console Connect経由でエクイニクスTY2のPOPへ接続いただくことで、デュアルロケーション接続を実現できます。


ユースケース3:データセンター間接続

ATBeXで国内データセンター、Console Connectで海外データセンターに接続

最初にお伝えしましたが、Console Connectは50か国以上、500か所以上のデータセンターに接続されています。

ATBeXは、国内の北海道から九州までのデータセンターと相互接続をしています。

そのため、海外などに工場や拠点をお持ちのお客さまは、ATBeX+Console Connectを組み合わせて利用いただくことで、低コストの接続ができます。


その他のユースケース

AWSで複数のリージョンをご利用されているお客さまで、リージョン間通信が発生し、その料金にお悩みのお客さまもいらっしゃると思います。

AWS内でリージョン間通信をする以外にも、Console Connectを利用しConsole Connect経由で現地のPOPまで通信を行い、現地のPOPから接続することも可能です。

ケースによりますが、Console Connect経由でネットワーク遅延時間が改善されたり、料金が安くなるケースもあるそうです。

詳しくはPCCW グローバルジャパン株式会社の本さんにご相談ください!

↓↓↓その他のユースケースとして、どのようなものがあるか本さんに伺いました。↓↓↓

Console Connectは一つのポートで、多種多様なサービスを受けることができます。

それはつまり、ATBeXを利用すれば、Console Connectすべてのサービスを利用することができます!


提供元:PCCW提供資料


 ATBeX ServiceLink for Console Connectの紹介

最後に、ATBeXの紹介をしていきたいと思います。

Console Connectと組み合わせて利用できるATBeXはATBeX ServiceLink for Console Connectサービスと銘打って提供しており、下の絵にもあるようにATBeXとConsole Connect間をNNI接続し、お客さま契約のConsole ConnectのVirtual PortまでL2リンクで提供します。



Console Connect内でのATBeX接続の申し込みは、Virtual Portの申し込みをする事で提供されます。

Console Connect Web管理コンソール内で

Port Location:  Tokyo,Japan

Data center facility:  ATBeX-CC1

を選択いただくことにより、ATBeX向けのVirtual Portを作成することができます。

サービス利用時の契約について

ATBeX ServiceLink for Console Connectをご利用いただくには2つの契約が必要です。

1.お客さまは、PCCW Global社とConsole Connectの契約が必要です。

2.お客さまは、アット東京とATBeX接続回線、ATBeX ServiceLink for Console Connectをご契約いただく必要があります。


契約イメージと流れ





ATBeX ServiceLink for Console Connect 接続可能拠点

ATBeX ServiceLink for Console Connectで接続できる拠点は、もちろんConsole Connectで接続できる拠点すべてとなります。

こちらのサイトから最新の接続拠点が確認できます。

Console Connect接続拠点一覧

Console Connect接続拠点リスト(一部抜粋)

国内データセンター間 【東京】 CC1, TY1-TY9, アルテリア虎ノ門
【大阪】 OS1,堂島
海外データセンター間 世界50か国以上、500カ所以上のデータセンターへ接続可能
https://www.consoleconnect.com/locations/
国内クラウド接続状況 ・AWS 東京
・Google Cloud 東京、大阪
・IBM Cloud 大阪
・Oracle Cloud 東京
・Alibaba Cloud 東京
・Salesforce 
その他クラウド事業者への接続

Anexia、Kaopu Cloud、Kingsoft Cloud、Never Cloud Platform、
Tencent Cloud

XaaS(SaaS,PaaS,UCaaS,IaaS) ActivePort、Cloudflare、Limelight Networks、LinkCloud、LogMeln USA、RingCentral、Syscloud、Twolio
Internet Exchanges(IX Partners) DE-CIX、IX Australia、KINX、LINX-London Internet Exchange

さいごに

長くなってしまいましたが、Console ConnectとATBeXのサービス紹介と、2つを組み合わせたときのユースケースをご紹介しました!今回ご紹介したユースケースは一部ですが、Console ConnectとATBeX利用することで、お客さまのニーズに合った接続を実現できると思っております。是非、ご検討いただければ嬉しいです。

また、不明点などございましたらいつでもご連絡ください、ご提案いたします!

ATBeXのサービス全般についてご不明点などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。


↓↓↓最後に、本さんからも一言!↓↓↓

どんな些細なことでも構いません。

何かご不明な点がございましたらいつでも本までご連絡をいただきたいと思います。

ATBeXの先には、世界中のConsole Connectのエコシステムパートナーがあなたとの接続を待っています。





この記事を書いた人 
Meat YU



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