2022.06.09
はじめまして。
鈴与シンワートの高橋です。
弊社は、2018年夏頃からアット東京様のATBeXと接続しておりますが、
ATBeXを通じて接続可能なサービスの紹介など、ATBeXを利用するにあたって有用となる情報を
発信していきたいと思います。
まずは弊社について簡単にご紹介いたします。
鈴与シンワートについて
鈴与シンワートは鈴与グループが220年の歴史の中で、変わることなく掲げてきた「共生(ともいき)」という
理念を基盤とし、「社会との共生」、「お客様・取引先との共生」、「社員同士の共生」、
そして鈴与グループ唯一の上場企業として「株主との共生」を大切に考え、お客様に信頼され、
選ばれる会社を目指しております。
鈴与シンワートはグループ内の情報事業の中核企業として活躍しています。
データセンターなどのITインフラならびにクラウドサービス事業、コンピュータソフトウェアの受託開発・開発支援、
業務ソフトウェアの導入支援・アドオン開発、人事給与を主体としたアウトソーシング事業、
それぞれの事業の強みを活かしたバリューチェーンで、ICTを通して、お客様の経営課題の解決を支援し、
企業価値の向上に貢献しています。
S-Port X(クロス)コネクトとATBeXの接続
鈴与シンワートは、「S-Port X(クロス)コネクト」というサービス間の接続を可能にする閉域ネットワークサービスを
提供しています。
S-Port Xコネクトは、ハウジングサービス、クラウドサービス、ベアメタルサーバなど弊社サービス間の接続だけでなく、
お客様のオンプレミス環境やAWSをはじめとする外部クラウドサービスへのシームレスな接続を可能にするサービスです。
S-Port Xコネクトサービス
S-Port Xコネクトで提供されるアクセス種別
- S-Portハウジングサービス
- S-Port Cloud Vシリーズ(IaaS)
- S-Portベアメタルサーバ
- S-PortベアメタルPC
- リモートアクセス(SSL-VPN)
- マネージドファイアウォール(インターネットアクセス、拠点間VPN)
- SD-WAN(オンプレミス側のゲートウェイ)
- 通信キャリア閉域網
- メガクラウド接続(AWS,Azure,OCIなど)
元々は自社内で閉じるハウジング環境と弊社IaaS環境の接続からスタートしましたが、
AWS/Azureといったメガクラウド環境との接続需要が増えてきたことから、2018年8月にATBeXとの接続を行いました。
また、2020年8月には大阪でもATBeXと接続し、順次拡大を図っています。
S-Port Xコネクト/ATBeXの事例
S-Port XコネクトおよびATBeXを利用すると、AWSをはじめとしたメガクラウドとの接続を簡単に構成できます。
今回はATBeXの東京・大阪を活用したAWS環境と弊社ハウジング環境の冗長接続構成を実現した事例をご紹介します。
構成イメージ
今回の構成におけるポイントは以下の3点です。
- 東京側はプレミアムコネクトによる占有接続
- 大阪側はコストを抑えた、ATBeXによる共有接続
- AWSとBGP接続するルーターは、S-Port Xコネクトより標準提供
今回の事例では、アット東京様が提供するATBeX/プレミアムコネクトを活用し、コストコントロールを行い、
かつルーター準備とBGPの運用を弊社のサービスで補うことで顧客満足度の高い提案をすることができました。
また、環境構築にあたっても、アット東京様の開通対応は非常にスムーズで、
占有接続(=物理的に光ファイバーをつなぐ)があるにもかかわらず、実質10営業日程度で開通が完了しました。
(共有接続だけなら、2~3営業日で完結するという速さ!)
あとがき
今回はATBeXを経由してAWSへ接続するというベタな話でしたが、
次回はATBeXを経由して接続可能な弊社サービスを紹介予定です。是非ご期待ください!
また、本記事をみて興味が湧いた方は、ぜひ、下記リンクよりお問い合わせください。
この記事を書いた人 高橋
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