オージス総研 マルチクラウドに必要な運用管理とは

目次

1. はじめに

はじめまして。オージス総研でクラウドサービスを担当している橋本です。

弊社オージス総研は、1983年に大阪ガスのIT子会社として設立され、Daigasグループ企業として、システムの開発・運用をご提供しています。

今回は、マルチクラウドに必要な運用管理についてご紹介します。

2. マルチクラウドに必要な運用管理とは

AWS、Google Cloud™、Azure等パブリッククラウドにはそれぞれ特徴がありますよね。

 AWS:高水準なサービスを幅広く提供
 Google Cloud:ビッグデータ処理・分析
 Azure:AD機能利用(既存ADとの連携可能)、M365との連携
 (筆者の個人的見解です)

このため、複数のパブリッククラウドを相互接続して利用するシーンも増えてきています。

マルチクラウド環境を運用管理しようとすると、各クラウドを相互接続するネットワークの状況、各クラウド上に展開する資源(EC2、RDS等)を一元的に管理できることが重要になってきます。

もしも一元的に監視、状況確認できるようにしておかないと、接続ネットワークでいえば、例えば通信遅延・障害が発生した際に、どこのクラウド接続が問題になっているのか、各クラウドの状況を個別に確認しなければならず、手間がかかりますよね。

各クラウド上の資源でいえば、監視設定を行う際、AWS:Cloud watch/Google Cloud: Cloud Monitoring /Azure:Azure monitorなど、それぞれで行う必要があります。

また、監視アラート発生時の原因調査も、それぞれのモニタリングサービス上のメトリクス情報やログを確認し、かつ時系列での突合せを行う必要があり、これも相当手間がかかりますよね。

やはりマルチクラウドを運用管理するには、接続ネットワークの状況を一元的に確認できる状況にしておくこと、また資源について、一元的に監視・管理ができ、一つの画面で関連サービスのメトリクスが可視化され、ログも一か所に蓄積しておいて、確認が必要な時間帯やサービスでフィルタをかけ閲覧できるようにしておくことが重要です。

*Google Cloudは Google LLC の商標です。

3. ATBeX × Cloud Archで実現

2のマルチクラウド接続や監視設定・メトリクス・ログの一元管理は

ATBeX × Cloud Archで実現することができます。

 

まず、マルチクラウド接続はアット東京様の「ATBeX」を活用することで実現できます。万が一の通信障害発生時は、どのクラウド接続で障害が発生しているかがわかるため、切り分け時間を大幅に短縮できます。

さらに、「Cloud Direct Connect Pack」を利用すれば、ユーザ側で設備を持つこともなく、簡単に低遅延・高品質のマルチクラウド接続を実現できる上に、設備障害時もユーザ側で対応する必要がありません。

また、マルチクラウド環境の監視・モニタリング(可視化)・ログの一元管理はオージス総研の「Cloud Arch」が持つモニタリング機能で実現できます。

監視設定は各クラウドでそれぞれ行うのではなく、Cloud Archひとつで設定できますし、各クラウドのメトリクス情報をひとつのダッシュボード上にまとめて可視化することができます。加えて、各クラウドのログも集約して蓄積できるため、ログの突合せをする必要はなく、簡単なフィルタをかけることで、即時に必要な時間帯の必要なログを閲覧することができます。

 Cloud Archについてはこちらのサイトもご覧ください。



4. まとめ

今回はマルチクラウドの運用についてご紹介させていただきました。

ATBeX × Cloud Arch でマルチクラウドへの接続からマルチクラウド環境上の監視・モニタリング(可視化)・ログ一元管理を簡単に実現できます。

ご興味いただけましたら、アット東京様または弊社までご相談ください。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人 橋本

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