2021.10.07
はじめに
ネットワークサービス部という部署で、主にネットワークサービスの開発・運用を行っている小椋と申します
ブログネタとして、「ATBeXのオーケストレータシステムが大阪に対応した」という出来事がありましたので、
書いてみたいと思います
このブログでは、以下の疑問(そもそもあるか不明です)を解決します
- ATBeXの大阪対応って具体的にはどのようなものに対応したの?
- オーケストレータシステムでは、どのような技術を活用しているの?
- 意識していることは何?我々のチームにおける流行語大賞である「スケボー」って?
目次
オーケストレータシステムとは
ATBeXのネットワークに関して管理・制御を行うシステムを弊社では@OS(ATBeXオーケストレータシステム)と呼んでいます
お客さまからの申請データを受付のシステムから受け取り、申請日時通りにATBeXのネットワーク機器へ設定を行います
詳細は、こちらをご確認ください
大阪対応ってどういう意味?
今回、このシステムの対象範囲に「大阪」が加わりました!というお話です
従来 | 「東京」 |
今回 | 「東京」&「大阪」 |
例えば、クラウドとの接続リージョンはBCPの観点等により、複数存在していますが
「大阪リージョンのクラウド接続についても対応」しました
クラウドの大阪リージョンについては、AWSの大阪リージョンという点で説明しているページがございます
詳細はこちら
ここではクラウド接続について記載しておりましたが、PartnerLinkでも対応しております
対応している論理申請
新しい概念「中継回線申込」の実装
大阪に対応するにあたり、東阪を結ぶ中継回線の品目も制御対象に含める必要がありました
「ベストエフォート型」と「帯域確保型」と「利用しない」という選択が可能であるため、これらの選択結果からATBeX網内の制御方法を変える必要があり新規に実装しました
詳細は、こちらでご確認ください
活用している技術
「制御」とひとことで言いましたが、「開通」に関する制御と「運用」に関する制御は制御の目的が大きく異なります
活用している技術は、上記2つに分類したとき、それぞれ以下の通りです
目的 | 手段 | |
開通 | ATBeXの機器に設定を自動投入したい |
|
運用 | 状態監視と異常時に必要な対応を自動で実施させたい |
|
イメージ
自動化を進める上でチームとして意識していること
呪文のように唱えている言葉があるので、共有してみます
それは、「スケボーを作ろう」です
有名なMinimum Viable Productの考え方で登場する「スケボー」です。この思考は、スクラムマスターの研修を受けた時に講師の方にご紹介いただき知ることができました
はじめから全てを理解できていると考えず、目的を達成するために小さくても成果が素早く出るプロダクトは何か?を常に考えようということだと解釈して、僕たちのチームでは常にだれかが俯瞰的に見るようにしています
チームにおける流行語大賞は、間違いなく「スケボー」でした
引用:Making sense of MVP (Minimum Viable Product) - and why I prefer Earliest Testable/Usable/Lovable - Crisp’s Blog
まとめ
- オーケストレータシステムの大阪対応ってどのようなものに対応したの?
▶ 大阪のクラウドおよびPartnerLink接続に対応しました - オーケストレータシステムについて自動化以外のシステムで活用しているものは?
▶ zabbix / Grafana / Elasticsearch / Kibana - 意識していることは何?我々のチームにおける流行語大賞である「スケボー」って?
▶ 小さくても課題が早く解決するように。。利便性の向上は徐々に行う (Minimum Viable Product)
▶ 参考:https://blog.crisp.se/2016/01/25/henrikkniberg/making-sense-of-mvp
この記事を書いた人 小椋
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